So we won’t forget what we promised not to forget: The movie "When We Bloom Again"
I have a yellow umbrella that I don’t use often. Written on it are the words “I will not forget.” The umbrella was made in memory of the victims of the Sewol ferry. All over the country, people with these umbrellas gathered to show they won’t forget—that they will act. But when it was actually raining, …
06.07.2024
Take a Hike!
I must have stood out as an Asian in the suburbs of a small city in Spain that is overlooked by tourists. A granny asked me, “What country are you from?” She beamed when I answered, “Korea.” “Oh, I hear you have so many mountains there!” Hmm. How did the word get around all the way here? “It’s true. Mountains …
03.27.2024
14日だ、財布を開け!
買い物に行くと、焼き肉用のサムギョプサルがセール中だった。山積みの豚バラ肉が、まるで波にさらわれる砂の城のようになくなっていくのを見て、私も本能的に人ごみをかき分けて進み、1パック手に入れた。帰宅して、憂鬱な気分になった。最後に家でサムギョプサルを食べたのって、27年前では? 油跳ねがあまりにひどくて、家ではもう二度としなかった。どうしてこんなものを買ってしまったのか。少しは考えてから行動できないものか。複雑な気持ちを落ち着かせようとインターネットを開いて、気づいた。今日は3月3日。サムギョプサルのセールには、ちゃんと理由があったのだ。韓国の3月3日は、「サムギョプサルデー」だから。 サムギョプサルデーは、2003年、豚の口蹄疫による被害にあった農家を支援するために作られたそう。韓国語で数字の「3」の発音が「サム」であることから、3月3日にはサムギョプサルを食べよう ということになった。今となっては、普段からたくさん食べているサムギョプサルを今日も食べるための言い訳のようになっている。ちなみに、旧暦の3月3日は、遠く南へ飛んで行ったツバメが帰ってくると言われる、春の訪れを告げる節句「サムジンナル」だ。韓国には、サムギョプサルデーのほかにも、多くの「デー」が存在する。11月11日は、数字の「1」の形をしている「ペペロ」(ポッキーに似たお菓子)を恋人や家族に贈る、「ペペロデー」。メーカーによると、1990年代に慶尚道(キョンサンド)地方の女子生徒たちの間で広まった風習らしいが、真偽は定かではない。とにかく、このペペロデーに販売されるペペロの数は、年間売上の50%以上を占めるという。私は一度ももらったことがないのだが、べつに悔しいとは思わない。そもそもペペロなんて食べないし。ふん、ペペロなんて! プレゼントは中身よりラッピングや気持ちだと言うけれど、ペペロなんて! 2月14日が「バレンタインデー」だということは、誰もが知っているだろう。韓国のバレンタインデーは、もともと女性から男性にチョコレートを贈る日だったのが、今は …
03.20.2024
Happy Unofficial Holidays
I went to the market and pork belly was on sale. Packs of sliced pork belly were piled high like a mountain, and knowing that it’ll surely come apart soon like a sand castle, so I, too, elbowed through the crowd to grab a pack. Then I returned home and brewed in deep buyer’s remorse. It’s been 27 years …
03.20.2024
我70にして「スミン」をするなり
家の近くのライブ会場の前を通りかかったときのこと。写真付きのTシャツにうちわ、カチューシャなどを売る物販ブースの前を歩いていたら……なにかがおかしい。グッズを買いに集まっている客の大半が、60歳をとうに超えているかと思われる高齢者だったのだ。熱気に沸き立っているというよりは、興に乗って踊っているような雰囲気。そこは、『明日はミスター・トロット』というオーディション番組のTOP7(上位7人)のコンサート会場だった。 トロットは、「成人歌謡」や俗に「ポンチャック」とも呼ばれる、韓国の大衆音楽のジャンルだ。「成人歌謡」という名称からもわかるように、今も昔も年配の方々に好まれるたぐいの音楽だが、小さな子どもでも、渋いトロットのひとつやふたつは上手に歌ってみせる。親戚が集まる正月や秋夕(チュソク、旧暦8月15日に行われる伝統行事)、還暦祝いなどの場でトロットを歌うと、もらえるお小遣いの額が変わってくるからだ。また、トロットには、大きく分けると「悲しい」系と「楽しい」系があるが、このうち「楽しい」系の曲は、若者も意気投合して盛り上がるときによく歌ったりする。『南行列車』や『無条件』などの曲をみんなで声の限り歌っていると、今日出会ったばかりの新入生は幼なじみみたいになるし、焼酎の苦い味はサイダーよりも甘く感じられるのだ。 とにかく、だいたい公園で酒を飲んでいる不健全なご老人たちの横を通るときくらいしか聞くことの …
03.13.2024
Trot Is Hot
There is a performing arts center near my home. I was walking past a merch booth displaying print-photo t-shirts, handheld fans, and hair bands, and it occurred to me that the elbowing crowd surrounding the booth looked to be well over sixty. There was excitement in the air. Not the screaming kind …
03.13.2024
タンポポ狩りの季節
人間と雑草の歴史を扱った『Lives of Weeds(雑草の生命)』という本によれば、米国人は、芝生の景観を損ねるという理由だけで、タンポポを駆除するための強力な除草剤を開発したそうだ。どうしてそんなことをするのだろうか。タンポポを見たくないなら、食べてしまえばいいのに。韓国では、柔らかいタンポポの葉っぱを摘んで、味噌和えやキムチ、漬物などにする。白いタンポポは体に良いとされ、薬やお茶にするらしい。タンポポみたいに、人によっては雑草でしかない、小さくて取るに足りない植物。そんな植物のことを、韓国人は「ナムル」と呼ぶ。 韓国では、ナムルは季節の変化を知らせるシグナルだ。市場にナズナが出てくると、冬の終わりが近づいてきたと感じ、タラの芽が並び始めると、もうすっかり春になったのだと実感する。暑くなってきたら、カボチャの葉っぱを蒸して、ご飯やおかずを包んで食べる。ナムルは旬が短いので、急かされるような気分になることだってある。かぐわしい菜の花が食べられるのは、2月から4月までの間。一度でも多く食べるには、急がなければならない。なら、冬には何を食べればよいのだろうか。旬のナムルを茹でたり煮たりしてから干した、「ムクナムル(古くなったナムル)」というものがある。新鮮な味はないけれど、もっと香りが濃くて、歯ごたえもよくなる。 ナムルは食べ方も色々だ。普通はさっと茹でて、味噌やごま油で和える。そのままでもおかずとしておいしいが、何種類かをご飯にのせて、コチュジャンを入れて混ぜると、海外でも人気だというビビンパになる。また、味噌汁の具としても優秀だ。味噌汁にナズナやヒメニラ、ヨモギを入れると、それだけで味や香りがすっかり変わり、新しい料理に生まれ変わる。オタカラコウやカボチャの葉っぱはそのまま茹で、サムジャ …
03.06.2024
The Dandelion Hunter
Lives of Weeds , a book on the history of the relationship between weeds and humans, mentions that Americans developed strong herbicides to eradicate dandelions to keep their lawns impeccable. Why go to all that trouble? When you can just eat them? In Korea, tender dandelion leaves are picked and …
03.06.2024
Supersize My Cafe
We place our order, get a buzzer disc, and take the elevator to the fourth floor. From there, one more flight of stairs will take us to the rooftop. But the sun is blazing so we rule it out, as well as the fourth floor that has floor seatings and too many kids around. We go down each storey …
02.28.2024
Mu Kratha Menyembuhkan Segalanya
Keluarga saya memiliki tradisi lama yang sudah berlangsung selama dua dekade: kumpul keluarga pada hari Minggu. Bahkan di Thailand yang penduduknya adalah pencinta kuliner, komitmen kami untuk mengadakan acara makan-makan mingguan selama 20 tahun merupakan suatu keajaiban. Jumlah orang yang hadir …
02.14.2024